富木謙治先生の動画
佐藤忠之先生による早稲田大学エクステンションセンターでの
講義を伺っていると、佐藤忠之先生の師である富木謙治先生の
凄さを改めて思う様になる。
講義のおまけ(私にとっては最も興味があるところだったが)的に
古流の形の刀法の5本を教わった。
若かりし頃習った古流の形とはかなり異なる。
五本目以外はむしろ、実にシンプル。
こんなにあっさりした技で良いの?と思うが
佐藤忠之先生の技を受けさせて頂くと実に効果的である。
佐藤忠之先生より
「富木謙治先生の動画を見ると
このような感じでされているよ。
改めて御覧なさい」と。
随分前に拝見した動画の後の方(8:40~)にあった。
確かに確かに。
佐藤先生にご説明頂いた後で拝見すると、
術理が良くわかるので大いに理解が深まる。
以下、佐藤忠之先生のコメント。
古流の形の刀法の5本には先ず離隔間合いから
勝機の間合いに入る術理が在り、
それが色濃く特長として光ります。
全て白刃の下に進み出ではその刃下を躱す体捌きですが、
自然体、入り身、転体と言う運足の妙味があります。
白刃の位置と刃筋の方向が気になりますが、
要点は対手の柄を持っている手の位置です。
とくに高さです。
上段、八相、正眼、下段、脇のどこに拳があるか?です。
なるほど、なるほど。
富木謙治先生への尊敬の念が深まったこの秋の講座だった。
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