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奈良吉野山金峯山寺蓮華奉献入峯修行


奈良吉野山金峯山寺にて蓮華奉献入峯修行に参加してきました。吉野山の東南院という宿坊に宿泊し翌日午前2時半起床、行程24キロ高低差1300M以上ある山上ヶ岳へ行列を作り修行しながら登る、というもの。

1300年の歴史上二人の満行者しかいないという「大峯千日回峰行」を成し遂げた塩沼亮潤大阿闍梨に親しくお話を伺う機会(2015年グロービス経営大学院あすか会議にて)があり、いつか登ってみたいと強く望んでおりました。

平日を二日含む日程だったので「参加者が少なすぎて「新客」として浮いたらどうしよう?」「修行や修験道、山伏に興味を持つなんて自分はよほどの変人?」とやや不安でしたが吉野山に到着してびっくり。総勢120人超、内新客40人超という参加者。 大行列で2~1列になりながら、各所で般若心経等お勤めをしつつ登りました。険しい山道、かつ午後からは大雨が降り出したので脱落者も10人ほどいて、かなり厳しい修行ではありましたが皆で「懺悔懺悔六根清浄」と唱えつつ行ずる聖なる山はいつもの登山とは違う感慨があり、実に心洗われました。 直会などでは他の修行者の方々と楽しくお話しましたが、皆様タダ者ではありませんでした。自分以上の変わり者(失礼!)がこんなに大勢いらっしゃって、日本や日本人って奥深く素晴らしい。五條良知大先達が仰っていましたが明治維新前には山伏だけで27万人(全人口は当時約3000万人なので約100人に1人。現在は仏教全体でも出家者は約20万人!)もいたのが明治維新の修験禁止令で激減したが、この行の参加者は数年前から数倍に増えつつあるとのこと。潜在意識や遺伝子に埋め込まれている何かが目覚めつつあるのかなぁ、と思いました。

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